27 5月 一人でできる草野球ピッチャー練習方法
草野球は友達や同僚と一緒に楽しむスポーツの一つですが、ピッチャーはチームの成績に大きく影響する重要なポジションです。しかし、練習相手がいない場合や自宅での練習が難しい場合もあります。そこで、この記事では一人でも効果的にピッチャー練習ができる方法をご紹介します。
1. シャドウピッチング
1.1. シャドウピッチングとは
シャドウピッチングは、ボールを投げずにピッチング動作を行う練習方法です。自分の投球フォームを確認し、改善点を見つけることが目的です。また、筋力トレーニングやストレッチ効果も期待できます。
1.2. シャドウピッチングの方法
シャドウピッチングは、以下の手順で行います。
- 投球フォームを正確にとる
- ピッチング動作をゆっくりと行う
- 投球後のフォロースルーまでしっかりと行う
これを繰り返し行うことで、フォームが安定し、腕を速く振る意識がつけられます。
2. タオルを使ったシャドウピッチング
タオルを使ったシャドウピッチングは、フォームを安定させるだけでなく、腕を速く振る意識を養うための練習方法です。
2.1. タオルを使ったシャドウピッチングの方法
タオルを手に持ち、以下の手順でシャドウピッチングを行います。
- 投球フォームを正確にとる
- タオルを持った腕を大きく振る
- タオルを力強く振り抜く
タオルをどのタイミングで力を入れたり、振り抜いたりすると腕を速く振れるかをつかむにはいい練習になります。
3. ネット投げ(ストラックアウト)
ネット投げは、ネットに向かってボールを投げる王道のピッチング練習です。
3.1. ネット投げの方法
ネットに向かって以下の手順で投球を行います。
- 投球フォームを正確にとる
- 目標とする場所にボールを投げる
- フォロースルーまでしっかりと行う
狙った場所に投げることができるようになると、コントロールが向上し、ピッチングが楽しくなります。
4. プライオボールトレーニング
プライオボールトレーニングは、重さの違うボールを投げることで、投げる動作における筋力アップやストレッチ効果が期待できる練習方法です。
4.1. プライオボールトレーニングの方法
プライオボールは、以下の重さのボールがあります。
- 100g(グレー)
- 150g(黄色)
- 225g(赤)
- 450g(青)
- 1,000g(緑)
- 2,000g(黒)
これらのボールを使って、以下の手順で投球を行います。
- 投球フォームを正確にとる
- プライオボールを力強く投げる
- フォロースルーまでしっかりと行う
これを繰り返すことで、指先の感覚や肩や肘の故障予防にも役立ちます。
5. 投球フォームのチェック&分析
投球フォームを客観的に確認するために、スマートフォンで自分の投球フォームを録画して分析してみましょう。参考にしているプロ野球選手のフォームと比較して、自分とどう違うのか、どこをマネすれば上達できそうかを考えながら見るのがベストです。
6. ピッチング練習に必要な球数
ピッチング練習に必要な球数は、30〜50球程度です。ただし、練習内容や時期によっても変わりますので、適切な球数を選んで練習しましょう。
7. ピッチング練習で意識すべきこと
7.1. 常にシチュエーションをイメージ
ピッチング練習では、一球一球に意味を持って投げることが大切です。ネット投げなどで練習する際には、以下のようなシチュエーションをイメージして投げましょう。
- 外角・内角・高め・低め
- 右打者・左打者
- ランナー1塁・ランナー2塁・満塁
7.2. 疲れてきたときこそ下半身
ピッチングに疲れてくると、下半身から崩れてきます。その結果、上半身に頼ってしまい(いわゆる手投げ)、ボールが高めに浮いてコントロールを失います。疲れてきたときこそ、下半身を意識してピッチングすることで、別の課題が見つかります。
8. 草野球でのピッチャー適性
草野球でピッチャーを決める際には、以下の基準が大切です。
- コントロールが良い人
- ケガをしていない人
- 体力のある人
これらの基準を満たす人が、草野球のピッチャーに向いています。
9. 草野球でのピッチャーグローブ規定
草野球では、明確なピッチャーグローブ規定はありませんが、ボールに近い色のグローブは避けた方が良いでしょう。また、真っ白なグローブなどは打者目線から少しボールが見えにくくなることもありますので、マナーとして避けましょう。
10. 草野球ピッチャーの楽しさと上達への道
草野球でのピッチャーは試合の楽しさを左右します。一人でも効果的に練習ができる方法を取り入れ、上達を目指しましょう。「楽しい」ということが草野球の大前提ですから、ピッチャーをやる場合はコントロール重視で練習に取り組むことが大切です。