30 5月 草野球の必要事項:レベル、球速、練習方法、おすすめグッズまで徹底解説
草野球は野球の経験や年齢を問わず、楽しくプレーできる生涯スポーツの1つです。初心者から上級者まで、様々なレベルのプレイヤーが集まり、楽しむことができます。本記事では、草野球に必要な事項を徹底解説します。球速や練習方法、おすすめグッズなど、草野球を始める際に知っておきたい情報をお届けします。
1. 草野球チームのレベルと球速
草野球には様々なレベルのチームが存在します。チームのレベルは大きく3つに分けることができます。
1.1 A(1部)リーグ
企業チームが多く、高校野球経験者の中でも強豪校や大学野球経験者がほとんど。
- 投手の球速:平均120km/h(強いチームでは130km/h以上)
1.2 B(2部)リーグ
普通の高校野球経験者や小学校/中学校までの経験者が多い。
- 投手の球速:平均110km/h
1.3 C(3部)リーグ
未経験者や初心者も多い。また、年齢を重ねたベテラン野球人チームもある。
- 投手の球速:平均90~100km/h
草野球で必要な球速は、Aリーグを目指すなら120km/h、Bリーグなら110km/h、Cリーグなら90~100km/hとなります。
2. 草野球のいい投手の条件
草野球でいい投手とは、球速が速い投手ではありません(※Aリーグは異なります)。草野球でいい投手とは、「コントロールの良い投手」です。
2.1 試合の目的
草野球はリーグによって、試合の目的も変わります。
- A(1部)リーグ:勝つことが目的
- B(2部)リーグ:楽しみながら勝つことが目的
- C(3部)リーグ:楽しむことが目的
Cリーグのほとんどの人が、実践的な守備やバッティングを楽しみにしています。ピッチャーのストライクが入らないと、打つほうも守るほうも退屈してしまい、野球を楽しむ目的が達成できません。そのため、ピッチャーに必要なのはコントロールということになります。
Bリーグは勝つことも目的としていますが、このリーグだと、球速だけで抑える投手というのは稀です。110km/hの球速で、いかにコントロールを投げ分けられるかで勝負が決まります。そういった意味でも、草野球のいい投手の条件はコントロールが良い投手ということになります。
2.2 コントロール以上に大切なこと
草野球の投手にとって、コントロールが大切な理由はわかったと思います。最後に、草野球の投手にとって、コントロール以上に大切なことを説明します。それは「ストライクをとる能力」です。
野球において、ストライクを取る方法は3つあります。
- ストライクゾーンで見逃し
- ファール
- 空振り
このうち2と3はストライクゾーンに投げなくても、ストライクがとれます。ボールでも、相手がファールを打ったり、空振りをするような球を投げれば良いのです。
実際に、私のチームでもコントロールはそこまで良くないのですが、とても、キレの良いスライダーを投げる投手がいます。彼の投げるスライダーはボールでも、つい手が出てしまいます。ストライクをとる能力が高い投手といえます。
コントロールを磨くことも、もちろん大切ですが、どうやったら、ストライクを取れるかを考えることが最も大切です。
3. 草野球で打率3割を目指すためのポイント
草野球でも、打率3割を目指すことは可能です。初心者でも、正しい練習方法と努力があれば、達成できる数字です。ここでは、草野球で打率3割を打つために必要なポイントを紹介します。
3.1 初心者でも活躍できる理由
守備はともかく打撃はそれほど難しくないと思っています。その理由は以下の通りです。
- 道具がとても優秀
- 勉強できる環境がある
- ピッチャーの球種が少ない
それぞれについて解説していきます。
3.1.1 道具が優秀
一昔前はビヨンドというものが流行りました。これは、バットの芯の部分がウレタンになっているものを指します。今現在は、それが進化していて多少の拙い打撃技術でも、それなりに活躍できるようになっています。中には軽いのにもかかわらず、それなりに強い打球を打てるバットも存在します。
特に下のバットは、初心者にも使いつくされているハイパーマッハSです。操作性の高さと強烈な反発力はアベレージヒッターだけでなく、初心者の救世主です。
3.1.2 勉強できる環境がある
YouTubeを見れば、文字ではわかりにくいプレーでも映像で見ることが出来ます。それによって、技術的な課題をある程度補うことが出来そうです。バッティングにしても参考になる部分は非常に多いです。
特にクニヨシTVやトクサンTVは野球の技術向上について、詳しく取り上げられています。このチャンネルに出ている人たちは、技術的にもかなりの熟練度です。だから、初心者が見れば自信を無くすかもしれません。しかし、上手い人のプレーを見なければ野球は上達しないので、こういったお手本動画を見て、自分の弱点を無くしていきましょう。
3.1.3 ピッチャーの球種が少ない
草野球のピッチャーのレベルは平均的には高くないです。しかし、球種が少ないことから、初心者でもバットに当てることができます。ストレートとスライダーが主な球種であり、これらを打てるようになれば、草野球で活躍できるでしょう。
3.2 打撃練習の方法
草野球で3割を打つためには、適切な打撃練習が欠かせません。以下に、効果的な打撃練習方法を紹介します。
3.2.1 バッティングセンターで練習
バッティングセンターは草野球の打撃練習に最適な場所です。機械が投げる死んだボールを打っても意味がないという意見もありますが、初心者のうちは、仮に死んだボールであってもバッティングセンターを活用することが効果的です。100キロ、110キロ、120キロとスピードを上げて、打撃力を磨いていきましょう。
3.2.2 フィールドフォースで練習
バッティングセンターがない場合の代替手段として、フィールドフォースというアイテムがあります。これは、速球を模したスピードで飛んでくるシャトル打ち練習機です。多少高いですが、ミート力を向上させるうえで効果的です。
3.2.3 自宅での練習
自宅で練習する場合は、ネットを張ってバットを振ることが一番です。また、バットにおもりをつけてスイングすることで、筋力を鍛えることができます。
4. 草野球で活躍するための守備練習
草野球で活躍するためには、守備練習も重要です。以下に、効果的な守備練習方法を紹介します。
4.1 グラブのお手入れ
まず始めに、グラブのお手入れが大切です。適切なお手入れをすることで、グラブの寿命が延びるだけでなく、守備力も向上します。
4.1.1 グラブの形状を整える
守備練習の前に、必ずグラブの形状を整えましょう。グラブの形状が整っていることで、ボールが収まりやすくなります。
4.1.2 グラブの手入れ
定期的にグラブにオイルを塗り、乾燥や劣化を防ぎましょう。また、使い始めのうちは、グラブを柔らかくするために専用のクリームを使用することもおすすめです。
4.2 守備練習の方法
守備練習には、いくつかの方法があります。以下に、効果的な守備練習方法を紹介します。
4.2.1 グラウンドでの練習
実際の試合に近い状況での練習が最も効果的です。グラウンドでの練習では、実際の試合での状況を想定して、守備位置やボールの動きに慣れましょう。
4.2.2 壁を使った練習
自宅での守備練習には、壁を使った練習がおすすめです。壁にボールを投げつけ、跳ね返りを予測してキャッチすることで、反応速度やボールへの対応力が向上します。
4.2.3 シャドープレイ
シャドープレイは、実際にボールを使わずに守備動作を行う練習方法です。守備位置やフットワークを意識して、繰り返し練習しましょう。
5. 草野球での走塁練習
草野球で活躍するためには、走塁練習も重要です。以下に、効果的な走塁練習方法を紹介します。
5.1 スタートダッシュの練習
スタートダッシュは、ベース間を素早く移動するために欠かせないスキルです。短距離走やスプリント練習を行い、スタートダッシュの速度を向上させましょう。
5.2 ベースランニングの練習
ベースランニングは、ベース間を効率的に移動するための走塁技術です。カーブランニングやタッチアップの練習を行い、ベースランニングのスキルを磨きましょう。
5.3 盗塁の練習
盗塁は草野球でも大きな得点源となります。投手の動きを読む練習やスタートダッシュの練習を行い、盗塁の成功率を向上させましょう。
6. 草野球で必要な道具とおすすめグッズ
草野球を始める際には、適切な道具やグッズが必要です。以下に、草野球で必要な道具とおすすめグッズを紹介します。
6.1 必要な道具
草野球を始めるにあたって、最低限必要な道具は以下の通りです。
- グローブ(守備手袋)
- バット
- スパイク
- キャップ
- ユニフォーム
これらの道具は、チームによっては貸し出しもあるので、まずはチームの方針を確認しましょう。
6.2 おすすめグッズ
草野球をより楽しく、快適にプレーするためには、以下のおすすめグッズが役立ちます。
- バッティンググローブ
- スライディングパンツ
- イヤホンタイプの心拍数計
- ハイパーマッハSバット
- フィールドフォース
これらのグッズを活用することで、草野球のプレーがより楽しくなるでしょう。
7. 草野球チームの選び方
草野球チームを選ぶ際には、自分の目的やレベルに合ったチームを見つけることが大切です。以下に、草野球チームの選び方について解説します。
7.1 自分の目的を明確にする
草野球チームには、勝利を追求するチームから、楽しみながらプレーするチームまで、さまざまな目的のチームがあります。自分の目的を明確にし、それに合ったチームを選びましょう。
7.2 チームの雰囲気やメンバーを確認する
チームの雰囲気やメンバーが自分に合っているかどうかは、草野球を楽しむ上で大切な要素です。まずはチームの練習に参加して、雰囲気やメンバーを確認しましょう。
7.3 練習場所や頻度を確認する
チームの練習場所や頻度も、チーム選びのポイントです。自分のスケジュールや通いやすさを考慮し、適切なチームを選びましょう。
8. 草野球のルールとマナー
草野球には、一般的な野球とは異なるルールやマナーが存在します。以下に、草野球のルールとマナーについて解説します。
8.1 草野球のルール
草野球のルールは、チームやリーグによって異なりますが、一般的には以下のようなルールがあります。
- ゲーム時間の制限(例:7回戦、9回戦)
- ピッチャーの交代制限(例:1試合につき1回の交代)
- タイブレーカー制度(同点の場合、特定のルールで勝敗を決定)
8.2 草野球のマナー
草野球では、マナーを守ることが大切です。以下に、草野球で守るべきマナーを紹介します。
- 試合前後の挨拶
- 相手チームへの敬意
- チームメイトへのサポート
- 審判への異議申し立ての節度